どうも!んちゃ!
整備手帳 第2回目!
今回は、寒くなってきましたので
「暖気運転の必要性」についてご説明致します。
なんで暖気運転が必要なのか?
読んでみると必ずしたくなります。
まずは、今のバイクに使われている金属に「熱膨張」が発生しないような
特殊な金属を使われているのなら「暖機」は必要ないんだと思います。
金属は熱膨張を微妙ですがしますので、いきなり火をいれてまわしたら
シリンダーの上部は暖まっていてもクランクまでは熱が届いていないはずです。
熱膨張を起こしてクリアランス(隙間/ガタ)がなくなるように設計されていますので
逆に言えば冷えているときに最適な状態(隙間/ガタが無い状態)
では熱が発生したときに
可動部分がきつくなります。
その為にエンジンは「暖まっている」時が最適に作られおりますので
工作技術、金属の材質の向上で精度がどんどん上がってきていますが
やはり膨張率0の金属を使っているとは聞いたことがございません。
冬に冷え切ってるエンジンでいきなり走り出すと、約100Km走ったエンジンと同じ消耗になるという調査結果があります。
例えば走行距離1万Kmのエンジンだと暖気をしていない場合は約6倍の60,000Km相当になるのです。
1日2回×300日×100Km=60,000Km/年間
※通勤で使用すると仮定し、週5日で年間300日、1日2回エンジン始動で1年1万Kmとした場合。年数を重ねていくとエンジンの調子が悪くなるのは当然のこと!
暖気中のエンジンは高回転なのでそんな時に走り出せばミッション(オートマチック)にも悪影響です。クラッチ磨耗やオートマの滑りにつながります。
暖気運転の重要性を理解してもらえたでしょうか?
エンジンを掛けて2~3分アイドリング、もしくはスロースタート発進!
あなたのエンジンに労りを♪
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